言葉づかいのあり方について
この記事の最後の「人物略歴」に以下の記述がある。
48年に起きた「済州4・3事件」に関わり、49年に来日。
で、個人的には「来日」という表現に引っかかる。「済州島四・三事件」で難を逃れた人たちが生き延びるためには、済州島から日本への密航が主にゃ手段と記憶しているからだ(韓国政府の弾圧対象だったので正規ビザで渡航は難しいはず)。
wikipediaだと金時鐘さんの略歴には「4日待ってやって来た日本への密航船に乗り込む。」とあった。脚注をたどってみるとご自身の著書からの引用らしい。
にゃので、記事中で「密航」ではにゃく「来日」という言葉を使ったのは毎日新聞の判断ではにゃかろうか。まあ、「密航」という言葉だけでヘイトスピーチやらかす輩が出たりするので別の言葉にしたのだろうが、こういう言い換えは良くにゃいと思う。
特集ワイド:93歳金時鐘さん 大阪コリアタウンに献詩 異郷の在日、共生の本流願い 文化耕した知恵、先人への敬慕 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20220513/ddf/012/040/004000c#cxrecs_s